1980-10-23 第93回国会 参議院 外務委員会 第2号
イランは、確かにわが国の原油輸入の一割を占める重要な石油供給国であったにもかかわらず、ことしの四月、アメリカが対イラン断交を含む新しい制裁措置を発表をした。
イランは、確かにわが国の原油輸入の一割を占める重要な石油供給国であったにもかかわらず、ことしの四月、アメリカが対イラン断交を含む新しい制裁措置を発表をした。
一方、対アメリカの関係におきましては四月七日の対イラン断交とそれに関連したアメリカ政府の発表等の中でも、もしも友好諸国がこの問題についてアメリカに協力をしてくれなければ、アメリカとしては次のステップを単独でとることを考えざるを得ないということを申しておるわけでございますが、これを裏返せば、もしも友好諸国が協力をしてくれる——非軍事的措置でございますが、その面で協力をしてくれればその次のステップは避けられるという
大平首相と外相は四月三十日から訪米を予定とれておりますが、カーター政権が、御承知のように、イラン断交加えて制裁、その制裁協力を各国に要求するとか、オリンピックボイコット要求とか、いわば目が血走っている状態でございます。そういうときに、火中のクリを拾う結果になるんじゃないか。火中のクリを拾いに行くようなものではないか。
けさの新聞等にも報道されておりましたが、マンスフィールド駐日米大使がきのう外務省を訪問されてのお話の趣旨は、対イラン断交の措置及びこれに伴う制裁措置等にかかわる一般的なアメリカの政府の方針を伝えて、これについての一般的な支持を求めた、こういうふうに伝えられておるし、先ほどの局長の説明もそういう趣旨であったかと思います。
そういう事情の中で、油の問題は日本にとって非常に大事だ、大事だからこそ代替エネルギー開発に関するこういう法案がいま出ているわけでして、われわれにとっては、わが国の所要の油の輸入の一〇%をイランに依存しているということをけさほどからるる述べられているという実情にもかんがみて、カーターのイラン断交という問題と、イランのアメリカに協力するものに対して断固たる処置をとるという声明と、この中に立った日本の政府
○庄司委員 イラン側の関係で、アメリカの技術提供か何かわかりませんけれども、パートナーと言うと語弊がありますが、この企業は、今度のいわゆるイラン断交によってどうなるのか、手を引くのか引かないのか、その辺はどう観測なすっていますか。
私は、たとえば日本に対してイラン断交をも迫ることをもあり得るという懸念があるからお聞きしているわけであります。
○田中寿美子君 けさのニュースの第一報で、私どもはアメリカのイラン断交の問題大変ショッキングだったわけで、けさから各委員ともこの問題を問題にされました。そして、各委員ともやはり日本が自主性を持って、アメリカが、カーター大統領が少しヒステリックになっているんじゃないかという感じがするのに押し流されてはならないというような意見が大部分であったように思います。